「アニメ『少女☆歌劇 レビュースタァライト』がやばい。」

 周囲に激推しされて「そこまで言うなら……」と軽い気持ちで視聴したら想像以上に熱いアニメだったので感想を綴ります。

revuestarlight.com

 

あらすじ

『舞台少女』――――

それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。

 

ある日彼女たちの元に1通のメールが届く。

「お持ちなさい あなたの望んだその星を」

輝く星を掴むべく、

オーディションに集まった9人の舞台少女。

 

光を求める想いが、執着が、運命が――――

舞台の上で交差する。

 

今、レビューの幕があがる。

(公式サイトより)

全国から舞台女優を志す少女たちが目指してくる100年の歴史がある名門校「聖翔音楽学園」(イメージとしては宝○音楽学校)で起こる運命や情熱を賭けたキラめきバトル……といったかんじでしょうか。

舞台少女がテーマの作品だけあって元は舞台作品のようで、舞台のキャストがアニメ版の声優も演じてるみたいです。コミカライズがあったりこれからソシャゲも始まるようで、いろんなメディアで展開していくみたいですね!

 

 

登場人物

本作のメインは9人の舞台少女ですが、第一話でメインとなるのはこの二人!

 

主人公・愛城華恋(cv:小山百代)

聖翔音楽学園99期俳優育成科 出席番号1番

茶髪のツーサイドアップに王冠の形をしたヘアピンが特徴のTHE・主人公といった感じの元気な女の子。

幼い頃、幼馴染のひかりと一緒に観たレビュー『スタァライト』に心を奪われ、舞台の道を走り出した舞台少女。いつでも元気、声も大きめ、でも早朝レッスンは超苦手。

幼い日に『運命』を交換したひかりと共に、謎のレビューに参加する。

 

夢は「ひかりちゃんと一緒に舞台に立つこと!」

 

神楽ひかり(cv三森すずこ)

聖翔音楽学園99期俳優育成科 出席番号29番(転入)

黒髪のロングヘアーにキラキラの形をしたヘアピンをしているクールな女の子。

華恋の幼馴染で、イギリスの演劇学校に留学していた天性の舞台少女。

レビュー『スタァライト』を共に観劇した華恋と『運命』を交換した。

華恋と再会し、何かに駆り立てられるように謎のレビューに参加する。

 

夢は「華恋と一緒の舞台に立つこと」

 

 

 

第一話

「華恋ちゃん起きて~!」

華恋が同室の露崎まひるに起こされるところから始まります。

公式プロフィールにもある通り朝が苦手のようで、絶対遅刻できない日直の日も寝坊してる華恋ちゃんと本人より焦っているまひる……なのに登校途中で王冠の形をしたヘアピンを忘れたことに気づくと寮引き返しちゃいます。開きっぱなしのノートやお菓子の袋など、机の上がごちゃごちゃしている華恋ですが、ヘアピンだけは綺麗に折りたたんだハンカチの上に置いていたり、ヘアピンを装備すると寝ぼけた顔もシャキッとしたりと華恋的重要アイテムみたいです。

稽古場に着くと登場人物たちが次々登校してくるので、なんとなくキャラの人となりが掴めます。

 

「オーディションもしてないのに、誰が主役か勝手に決めないで」

午前のレッスンが終わり、お昼の時間になります。

華恋、まひるが中庭で大場なな(ばなな)が作ったランチを食べていると、学級委員の星見純那が来年の聖翔祭でについてのプリントを渡しに来ます。聖翔音楽学園では三年間同じ演目(スタァライト)を演じるようで、今度もまた役名付の役がもらえたらいいなぁと言う華恋。

「次は私と華恋ちゃんが運命の二人…とか!」

「いやぁ、次も天堂さんとクロちゃんがメインでしょ。私たちと全然違うもんね~、あの二人。」

そんなまひると華恋の会話に対して、純那は「オーディションもしてないのに、誰が主役か勝手に決めないで」と言い放ち去って行きます。

 

 「でも、叶わなくなっちゃう。あの子との約束……」

お昼を終えて教室に戻ると、華恋は白昼夢を見ます。

気づくとそこは東京タワーで(建物内ではなく外側にいます)、困惑している華恋を背後から黒髪の少女(ひかり)が近づいて突き落としてしまいます。

「そうだ。ここで買ったんだよね、あの髪留め。でも、叶わなくなっちゃう。あの子との約束……」

そんなことを考えながら落ちていく華恋――

暗転し、携帯電話の着信音と共に現実の華恋は椅子からひっくり返った状態で目を覚まします。

周囲が華恋を心配している中、純那の携帯電話には『オーディション一日目』と意味深な画面が表示されています。

 

「これから一緒に頑張って、一緒にスターになろうね。約束、だよ?」

午後の授業が始まり転入生がやってきました。

先生から紹介される少女はイギリスから日本に帰ってきた華恋の幼馴染、神楽ひかり。12年ぶりの幼馴染との再会に大はしゃぎの華恋ですが、ひかりは淡白な反応。

今日の日直なこともあり、華恋とお目付け役のまひるはひかりを寮まで案内します。

 

 

「それでは、オーディション一日目『情熱のレビュー』を始めます」

ひかりは世界で一番入学するのが難しいと言われるイギリス王立演劇学院から転校してきただけあり、レッスンが始まるとその跳躍や演技にみんな見とれています。

そして相変わらず華恋に対してひかりは淡白なようです。

レッスン後のシャワーを浴びて、ひかりを探すを探していた華恋は、ひかりが制服姿で寮から走っていくのを目撃します。華恋も制服に着替えて学校へ向かうと、校内に見知らぬエレベーターを発見。エレベーターに乗り込むと空間が歪み、『聖翔学園地下劇場』に飛ばされていまいます。

 

「トップスターを目指して、歌って踊って、奪い合いましょう。」

舞台上ではひかりと純那がそれぞれ短剣と弓矢で戦っていました。

レビューとは歌とダンスが織りなす魅惑の舞台。最もキラめいたレビューを魅せた者にはトップスターへの道が開かれるでしょう……怪しいキリンが現れると華恋にそう伝えます。

「普通の喜び。女の子の楽しみ。全てを焼き付くし、遥かなキラめきを目指す。それが舞台少女……その覚悟があなたに?」

「『朝も一人じゃ起きられない。』『主役になれなくてもいい。』そんな方はお呼びではありません。さぁ、お引取りを」

そう言い放つキリン。

ひかりが追い詰められているのを見て覚悟を決めた華恋は、ひかりたちが戦っている舞台に飛び込んで行きます。

 

「アタシ 再生産」

舞台少女の姿に変身した華恋は歌い、踊りながら純那に立ち向かいます。純那は弓矢で応戦しますが華麗に避けられ距離を詰められてしまいます。

華恋の剣が純那の上掛けのボタンを弾き落とすと(上掛けを落とすとレビュー終了となります)、『ポジション・ゼロ』を宣言し勝利。

そんな華恋に「バ華恋!(馬鹿華恋)」とひかりが叫ぶところで一話が終わります。

 

 

 感想

舞台版と連動しているせいかもしれませんが、一話の段階では伏線がすごく張られている状況で世界の謎は全然わかりません。何故学校の地下には舞台があるのか、キリンは何者なのか。ひかりは何故転校してきたのか等…登場人物たちの発言にも含みを感じられます。しかし謎ばかりですが、観ていてとても面白く、そしてこれからどんどん面白くなるのだろうという予感しかしません。二話以降の展開が非常に楽しみです。

 

世界観としては、黒幕っぽい動物(ここではキリン)が不思議なチカラと舞台を与えて少女たちを戦わせるところなんか『魔法少女まどか☆マギカ』や『ダンガンロンパ』などを彷彿とさせます。しかし第一話の段階では人が死ぬ気配はしません。

変身シーンや「アタシ 再生産」などの演出は『セーラームーン』や『少女革命ウテナ』っぽいので、美少女戦士モノが好きな人は確実に好きな作品だと思います!(逆に鬱展開の予感は今の所あまりないので、前者が好きな人には少しストライク外れるかもしれません。)

掴みどころのないキリンが出てきたり、「アタシ 再生産」など意味深なワードが出てきたりとなにやら不穏なところもありますが、彼女たち舞台少女のキラめきとのコントラストがとても美しくて最高にアツいアニメだと思います。

また、登場人物全員舞台少女だけあって日常パートでも動きがいちいち演技かかるので観ていて面白いです。

そして神作画!美しくてわかりやすい。そしてバトルシーンはめちゃくちゃ格好良い……!美少女が剣や弓を振りかざし、周りの舞台セットも彼女たちと連動して動く。舞台少女たちは主役の座を目指して「ガチ」だけど「上掛けを落としたら勝ち」という必要以上に傷つかないシステムを採用しているところも安心して見られるので素晴らしいです。

 また、まひるちゃんの恋は実るのか!?大変気になりますね!

このアニメは多分二人ずつ特に仲のいい子が設定されているようですが、公式サイトにある「夢」の項目で運命の幼馴染華恋ちゃんひかりちゃんはお互いに「ひかりちゃんと一緒に舞台に立つこと!」「華恋と一緒の舞台に立つこと」なのに対して、

まひるちゃん

夢は「華恋ちゃんのパートナー!」

 

……公式プロフィールに「運命を交換した」と書かれている華恋・ひかりに対してまひるちゃんはどこに落ち着けるのか!こちらもとても楽しみです!

 

第一話はyoutubeで無料配信されているので、気になった方が是非ご視聴ください!

正直一話だけではいい具合に謎がたくさんあって続きがめちゃくちゃ気になります……。二話目以降はU-NEXTなどの配信サイト等で観れますよ!

 

 

第一話はこちら!

www.youtube.com

 

それでは。